36北欧神話3 オーディン概要

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  • Опубликовано: 6 фев 2025
  • ・北欧神話における最高神
    ・司る範囲は知恵・癒し・死・絞首・王権・知識・戦争・勝利・魔術・詩歌・狂気・ルーン(ルーンに関しては、発見発明されたとする説が主流)
    ・別名は狂気の王
    ・ユミルから生まれた巨人ボルと霜の巨人ベストラとの間に生まれた3人の神としてオーディン・ヴィリ・ヴェーがおり、最初に生まれた神の一人
    ・多くの子の父としてヨルズとの間にトール(北欧神話最強の雷の神)やフリッグ(女神)との間にバルドルなどをもうけている。
    ※北欧神話における倫理観は現在の日本人の倫理観とはかけ離れていますので、その点につきましては、北欧神話誕生における北欧の倫理観になりますので正解とか不正解ではなく、北欧における当時の「当たり前」である点に関しましてはご理解ください。ヴァイキングなど戦闘民族の神話として語り継がれていたものを収集し、書物として残された貴重な、当時の世界を語る歴史書的書物でもあり、詩人としての入門書でもあり、語り継がれてきた神話でもあります。
    ・外見・・・隻眼で豊かな顎髭、グングニルという槍を持ち、外套につば広帽をかぶっているケースが多いです。
    ・天地創造や人を生み出した神
    ・隻眼とミーミルの泉・・・あらゆる知識を備えた賢者ミーミルの名を冠したミーミルの泉を飲むことを望み、その泉の水を飲む代わりに隻眼を泉に放り込んだとされています。こうしてあらゆる知識を手にした結果、隻眼となりまた、最終戦争(ラグナロク)で自身の死を知り、回避するためにヴァルハラが創られエインヘリヤル(戦死した人間の英雄)を集めることとなります。
    ・ヴァルハラ・・・オーディンの住まう場所であり、エインヘリヤルが戦に明け暮れる土地でもあり、ヴァルキュリア(戦乙女)のいる場所とされます。ヴァルハラにはヴァーラスキャールヴという宮殿があり、そこに世界を見渡すことのできる魔法の椅子フリズスキャールヴがあり、オーディンは普段そこに座り世界を監視しているとも言われています。
    ・番外スキールニルの歌(フリズスキャールヴ)・・・オーディンのいないときにヴァン神族のフレイはこの椅子から世界を覗き見し、ヨトゥンヘイム(霜の世界)のゲルズに一目ぼれ。召使スキールニルを派遣し、あらゆるものを贈り物として送り、求婚しますが全てをゲルズは拒否、最終的に呪いのルーンを刻むと脅しをかけられ、バルの森にて会うことを承諾したとされます(天と地の聖婚ではないかと言われています。一対の神が国生みや神産みを行う際に使われる婚姻。イザナギとイザナミや、中国での伏羲とは兄妹または夫婦として語られる女媧(一対の蛇のような伏羲と女媧が絡み合い二つ編みのような図が有名です)。
    ・オーディンの持ち物等について・・・敵に向けて放てば必ず敵を貫通し、その後は手元に帰ってくる槍「グングニル」、天を駆ける8本足の馬「スレイプニル」、ミズガルズで情報を収集する狼「ゲリとフれき」、世界を羽ばたき情報を伝えるワタリガラス「フギン(思考)とムニン(記憶)」。彼らを使い更にフリズスキャールヴで自身も世界中を監視しています。余談ですが北欧神話の神は死から逃れられない存在であり、若さを保つために黄金の林檎を齧って若さを保っていたという話もあります。
    ・ルーン文字の発見発明・・・歴史的に古い音素言語の1つ。オーディンが発明もしくは発見したと言われ、ルーン魔術の素となった言語体系
    ・北欧神話群中のオーディン
    ①新エッダ(散文のエッダ)の「ギュルヴィたぶらかし」にて登場
    ②古エッダ(韻文のエッダ)の「巫女の預言」にて登場
    ③ヘイムスクリングラの「ノルウェー人の事蹟」、「ヴォルスンガ・サガ
    」や「ユングリング家のサガ」等
    ④デンマーク人の事蹟中にも記載あり。
    ※北欧神話体系における主要書物全てと言って良い頻度でオーディンは登場します。そしてオーディンが司る神性と相まって、オーディンと関わった者の多くは悲惨な末路を迎えます。

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